2016年5月7日土曜日

InDesignでトリミング画像をつくろう!【その15】

画像を「書き出し」てみよう!

チップくん「トリミングもできたし、後はInDesignから解像度「72dpi」の「JPEG画像」を作ってみよう!」ジミー「エ〜ッと…前にも聞いたけど結局「解像度」って何のことなの??」
チップくん「ざっくり言うと解像度は画像の画質をあらわす単位なんだ」ジミー「ふ〜ん…、印刷用なら350dpi、Web用なら72dpi位が目安なんだね〜」
チップくん「うん、今までInDesignでトリミングしていた画像は Webサイトで使いたいから、解像度を72dpiにするよ![ファイル]メニューから「書き出し…」を選んでみて!」ジミー「これのこと?」
ジミー「アレレッ??コレって…,ファイルの 保存先を選ぶ時の 画面だよね??」チップくん「うん![書き出し…]はInDesignから色んなタイプのファイルを保存できる便利な機能なんだ!」
チップくん「というわけで…今回はファイルの形式を「JPEG」にしてから、「保存」をクリックしよう!」ジミー「え〜っと、…保存したら…このInDesignのファイルはJPEG画像になっちゃうの?」
チップ君「大丈夫!![書き出し]で保存 されるファイルは、いま開いているドキュメントとは別になるんだ!」ジミー「へ〜っ」
ジミー「じゃあさっそく…、JPEG形式にして保存をクリック……エ〜ッ?? アレレッ?! 画面が出てきたよ?? 何コレッ?!?!」
チップ君「JPEGのオプション設定画面だよ!今回は解像度を「72dpi(ppi)」に 設定して「書き出し」をクリックしよう!」


他のアプリケーションと同じように、InDesignでつくったドキュメントは、InDesign以外のアプリケーションで開いたり編集できないんだ。……ということは、ここまでInDesignで編集した画像は他の環境では使えないのかな??
大丈夫! InDesignの[書き出し]を使えば、InDesignドキュメントを、JPEGやPDFなど、他のアプリケーションでも利用できるデータ形式に変換できるんだ!
[ファイル]メニューから[書き出し]を選択すると、2段階でデータの設定をできるんだ!最初の
画面で「書き出すデータの形式」と、データの「保存先」を選択しよう!


「保存」をクリックすると、選択したデータ形式に対応したオプション設定画面が出てくるから必要な項目を設定してね!
今回は「JPEG画像」用のオプション画面が表示されたけれど、選択した形式にあわせてオプション画面が変わるんだ!

InDesignの[書き出し]で一番よく使うのは「PDF形式」じゃないかな? PDFや他の形式の設定については、また別の機会に紹介するよ!


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2016年3月16日水曜日

InDesignでトリミング画像をつくろう!【その14】

[ページ]からはみ出ると?

チップくん「うん、このままだと[ページ]からはみ出た部分は見切れちゃう」ジミー「エ〜!! ダメじゃん!  ソレッ!!!」
チップくん「というわけで![ページ]に合わせて[フレーム]の位置を調整しよう![変形]パネルを表示して、こんな風に設定してみて!」ジミー「えーっと[フレーム]を選択してから、[変形]パネルで「X」と「Y」の値を「0」にすればいいの?」
チップくん「「X」と「Y」の値は、選択したオブジェクトが[ページ]の左上からどのくらい離れているのかを表わしてるんだ!だから、それぞれの値を「0px」にすると…」ジミー「そっか!さっき[変形]パネルで[フレーム]の基準点も左上にしたからピッタリ[ページ]に重なるんだね!」


[フレーム]などのオブジェクトが[ページ]からはみ出ていると、[ページ]の外側は出力されないのでオブジェクトが見切れてしまうよ!
[ページ]の範囲内に収まる様、オブジェクトの位置を調整しよう!

[フレーム]が[ページ]からはみ出ていると、こんな風に、はみ出た部分が[ページ]の範囲でトリミングされてしまうんだ!

今回の場合、[フレーム]と[ページ]は同じ大きさなので、位置を正確に整えればピッタリ[ページ]内に収まるはずなんだ。こんな時に[変形]パネルを使うととっても便利!


[変形]パネル

[フレーム]などのオブジェクトを選択すると、上の図の様に[変形]パネルに[フレーム]の情報が表示されるんだ!「X」と「Y」は[フレーム]の位置を表してるので、それぞれを「0px」にすると[フレーム]が移動して、[ページ]にピッタリ収まるよ!

こんな風に[変形]パネルで「X」と「Y」の値を変えるとオブジェクトを数値入力で移動できるよ! (画像を拡大


[変形]パネルで設定する時に気をつけてほしいのが[基準点]![基準点]は選択したオブジェクトのどの部分を基準にして移動/変形するのかを決められるんだ!今回の作例では[基準点]を「左上」に設定しているよ。
[基準点]の設定によって移動や変形の状態が変わるから注意してね!

[変形]パネルの[基準点]をクリックすると、「X」と「Y」の値が変わる(画像を拡大

こんな風に、[変形]パネルを使うとオブジェクトの位置や大きさを数値でコントロールできるから、正確なレイアウトをつくりたい時にオススメだよ!



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2015年11月20日金曜日

InDesignでトリミング画像をつくろう!【その13】

ショートカットで等倍変形!

チップくん「オブジェクトを等倍で変形するには「shift」キーを押しながらドラッグするのが基本なんだ!」ジミー「あっホントだ!!形が歪まないね! でも…なんかちょっと…?」
ジミー「このやり方だとフレームの中心からズレちゃうね。商品も少しトリミングされちゃうし…」チップくん「うん、だから今回は別のショートカットでやってみよう!いったん元に戻そうか」
チップくん「今度は「shift」と「option」キーを 同時に押しながらドラッグしてみて!」ジミー「ナニコレ!!反対側も一緒に 大きくなるよっ???」
ジミー「すごいね!地味だけど便利!!すごく地味だけど !!」チップくん「うん,こうすれば 画像の中心を変えずに等倍で変形できるんだよ。後でトリミングを微調整してね」


前回紹介したように[バウンディングボックス]を[選択ツール]でドラッグすると、オブジェクトを自由に変形できるからとっても便利なんだけど、形が歪みやすいんだ。 
[選択ツール]だけではオブジェクトのタテヨコ比を保てないので、変形する時に形が歪み、画像が変倍になってしまうことがあるよ!

でもね。前回話したように、キーボードの「shiftキー」を押しながらマウスでドラッグすれば、タテヨコ比を保ったまま等倍でオブジェクトを変形できるんだ! 
キーボードの「shiftキー」を押しながら[バウンディングボックス]をドラッグすると、オブジェクトのタテヨコ比を保ったまま等倍で変形できるよ!

さらに! タテヨコ比を保つ「shiftキー」と一緒に「optionキー」(WindowsPCでは「Altキー」)を押しながらドラッグすると! オブジェクトの中心を基準にして、等倍のままオブジェクトを変形できるんだよ! 
shiftキー」と「optionキー」(WindowsPCでは「Altキー」)を同時に押しながらドラッグするとこの図のようにオブジェクトの中心を基点に等倍で変形できるよ!

どちらの場合も、マウスボタンを放すまで、ショートカットキーを押したままにしておいてね!マウスボタンを放す前にショートカットキーを解除してしまうと、ドラッグしているオブジェクトに変倍がかかってしまうよ!
だから必ず、ショートカットキーより先にマウスボタンを放すよう、心がけよう!

こんな風に、ショートカットを組み合わせてマウスを操作するととっても便利!今回紹介したショートカットの[shift]、[option](WindowsPCでは[Alt])キーを組み合わせるドラッグ操作は、IllustratorやPhotoshopなど、他のアプリケーションでも一般的に共通したショートカットだよ!こうした基本的なショートカットを活用できるようになると、格段に作業効率がアップするんだ!。
勤め先や、自分が作業している環境や作るものの目的に合わせて、効率アップの方法を研究してみよう!


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