2015年11月20日金曜日

InDesignでトリミング画像をつくろう!【その13】

ショートカットで等倍変形!

チップくん「オブジェクトを等倍で変形するには「shift」キーを押しながらドラッグするのが基本なんだ!」ジミー「あっホントだ!!形が歪まないね! でも…なんかちょっと…?」
ジミー「このやり方だとフレームの中心からズレちゃうね。商品も少しトリミングされちゃうし…」チップくん「うん、だから今回は別のショートカットでやってみよう!いったん元に戻そうか」
チップくん「今度は「shift」と「option」キーを 同時に押しながらドラッグしてみて!」ジミー「ナニコレ!!反対側も一緒に 大きくなるよっ???」
ジミー「すごいね!地味だけど便利!!すごく地味だけど !!」チップくん「うん,こうすれば 画像の中心を変えずに等倍で変形できるんだよ。後でトリミングを微調整してね」


前回紹介したように[バウンディングボックス]を[選択ツール]でドラッグすると、オブジェクトを自由に変形できるからとっても便利なんだけど、形が歪みやすいんだ。 
[選択ツール]だけではオブジェクトのタテヨコ比を保てないので、変形する時に形が歪み、画像が変倍になってしまうことがあるよ!

でもね。前回話したように、キーボードの「shiftキー」を押しながらマウスでドラッグすれば、タテヨコ比を保ったまま等倍でオブジェクトを変形できるんだ! 
キーボードの「shiftキー」を押しながら[バウンディングボックス]をドラッグすると、オブジェクトのタテヨコ比を保ったまま等倍で変形できるよ!

さらに! タテヨコ比を保つ「shiftキー」と一緒に「optionキー」(WindowsPCでは「Altキー」)を押しながらドラッグすると! オブジェクトの中心を基準にして、等倍のままオブジェクトを変形できるんだよ! 
shiftキー」と「optionキー」(WindowsPCでは「Altキー」)を同時に押しながらドラッグするとこの図のようにオブジェクトの中心を基点に等倍で変形できるよ!

どちらの場合も、マウスボタンを放すまで、ショートカットキーを押したままにしておいてね!マウスボタンを放す前にショートカットキーを解除してしまうと、ドラッグしているオブジェクトに変倍がかかってしまうよ!
だから必ず、ショートカットキーより先にマウスボタンを放すよう、心がけよう!

こんな風に、ショートカットを組み合わせてマウスを操作するととっても便利!今回紹介したショートカットの[shift]、[option](WindowsPCでは[Alt])キーを組み合わせるドラッグ操作は、IllustratorやPhotoshopなど、他のアプリケーションでも一般的に共通したショートカットだよ!こうした基本的なショートカットを活用できるようになると、格段に作業効率がアップするんだ!。
勤め先や、自分が作業している環境や作るものの目的に合わせて、効率アップの方法を研究してみよう!


11/20……1コマ目を更新
11/25……2コマ目を更新
12/05……3コマ目を更新
12/11……4コマ目を更新
2/28……ポイントを更新


2015年10月31日土曜日

InDesignでトリミング画像をつくろう!【その12】

「変倍」と「等倍」

チップくん「こんな風に,画像のタテヨコ比を変形して拡大縮小することを「変倍」って言うんだ!」ジミー「ワワワっ!ちょっと待って !! 何でボクの写真がっ??」
チップくん「画像に変倍が かかっていると、 ゆがんでいびつな 形になっちゃうんだよ」ジミー「ワ〜ン!!あんまりだよぅぅぅ!!」
チップくん「逆にね、正しいタテヨコ比のまま拡大縮小することを『等倍』と言うんだ」ジミー「最初っからこうやってほしいよ〜」
チップくん「ごめんごめん……でも注意しないといけないってことが分かったでしょ?」ジミー「……チップくんの心の歪み具合も良〜〜〜く分かったよ!」

画像の大きさを変える時、タテヨコの比率(タテヨコ比)が変わることを「変倍(へんばい)」と言うんだ。反対に、タテヨコ比を保ったまま拡大縮小することを「等倍(とうばい)」と呼ぶんだよ!

もちろん画像の場合、通常は「等倍」で拡大縮小するのが正解!……なんだけど、[バウンディングボックス]で変形すると、画像に「変倍」がかかってしまうことがよくあるんだ! 変倍すると、被写体の形が歪んでいびつな印象になってしまうので注意が必要だよ! 特に商品画像やロゴマークなどは形が歪むと印象が変わってしまうから、大きさを変える時は充分気をつけよう!

でも、変倍がかからないように画像やオブジェクトを変形するにはどうすれば良いのかな?
実はね!キーボードの「shiftキー」を押しながら[バウンディングボックス]をドラッグすれば、画像やオブジェクトを等倍で変形できるんだ!
キーボード(Keyboard)のキー(key)を組み合わせて操作する方法を「キーボードショートカット」といって、一般的には「ショートカット」って呼ばれているよ!
次回はマウスのドラッグ操作にショートカットを組み合わせて画像の大きさを変える方法を紹介するよ!


チップくん「ゴメンゴメン、これで機嫌を直してよ…」ジミー「アッ!リンゴだ!やった〜!ガンバル!」
ジミーの大好きなリンゴで仲直り!

10/31……1コマ目を更新
11/2……2コマ目を更新
11/6……3コマ目を更新
11/10……4コマ目を更新
11/11……ポイントを更新

2015年10月30日金曜日

InDesignでトリミング画像をつくろう!【その11】


ちょっと待って?!

ジミー「じゃあ、さっそく やってみよ〜っと!」チップくん「あっ!わわわっ!ちょっと待って!!」
ジミー「どうして??ジカンないでしょ??」チップくん「画像を変形する時は少し注意が必要なんだよ!!」
ジミー「え〜〜?だって……,結構時間もたってるし、サクサクやりたいんだもん……」チップくん「いやいや、ホントに大事なことなんだってば!」
チップくん「気をつけないと画像に『変倍』がかかっちゃうんだよ!」ジミー「変倍(へんばい)?ナニソレ?」

[バウンディングボックス]をドラッグして画像を変形する時は「変倍」に要注意!
でも変倍ってなんだろう?
次回に続くよ!お楽しみに〜!

[更新履歴]
10/22…1コマ目を更新
10/26…2コマ目を更新
10/27…3コマ目を更新
10/28…4コマ目を更新
10/30…ポイントを更新

2015年10月21日水曜日

InDesignでトリミング画像をつくろう!【その10】


[グラバー]と[バウンディングボックス]

ジミー「ねえねえ!チップくん!よく見るとまだ余分な背景が残ってるよ!?」チップくん「うん、そうだね…もう少し画像のトリミングを調整しておこうか…!」
チップくん「まず[選択ツール]の矢印を[フレーム]に重ねてみよう!矢印を重ねるだけでいいよ!」ジミー「あれ? チップくん? 真ん中になんか白っぽい 円が出てきたよ?」
チップくん「真ん中の白い円が [グラバー]、オレンジの四角は[バウンディングボックス]だよ!」ジミー「へー![ハンドル]っていうのをドラッグすれば大きさを 自由に変えられるんだね!」
画像を配置した[フレーム]にマウスのポインターを重ねると中央に出てくる薄い円は[コンテンツグラバー]だよ!普通に選択するとフレームしか選べないんだけど、[コンテンツグラバー]をクリックすれば、フレーム内の画像を選択できるんだ! 

選択された画像の周りには、配置画像の選択範囲をあらわす[バウンディングボックス]が表示されるんだ![バウンディングボックス]の周りにある白抜きの四角形[ハンドル]をドラッグすれば画像の大きさを変形できるよ!
ちなみに、[ツール]パネルの白い矢印[ダイレクト選択ツール]で画像をクリックしても、同じようにフレーム内の画像だけを選択できるんだけど、[コンテンツグラバー]を利用するとツールを変更しなくても画像を編集できるからとっても便利なんだ!用途に合わせてツールを使い分けてみてね!



[更新履歴]
10/4…1コマ目を更新
10/8…2コマ目を更新
10/13…3 コマ目を更新
10/18…4 コマ目を更新
10/21…ポイントを更新

2015年9月20日日曜日

【ジミコラム】InDesignのコンテキストメニューを使おう!

前回紹介した右クリック(マウスの右側にあるボタンをクリックすること)で表示する「コンテキストメニュー」。Windowsユーザーにはおなじみの機能だけど、Macユーザーでは利用してない人も結構多いみたい。
Macの初期設定では右クリックがオフになってるからかな?

でもね、前回紹介した[オブジェクトサイズの調整]をはじめとして、InDesignの「コンテキストメニュー」にはよく使う機能が集まっているんだ。レイアウトする時にとっても便利だから、「コンテキストメニュー」を使ったことのないMacユーザーにもぜひ利用してみてほしいな!

チップくん「 InDesign CC2015の「コンテ キストメニュー」の表示例だね!よく使うコマンドがまとまってるよ!バージョンやツールでメニューの項目が変わるから試してみてね!」ジミー「色々あるね」


MacOSでは、「システム環境設定」のマウス設定で「副ボタン」をオンにすると、右クリックと「コンテキストメニュー」が使えるようになるよ!
またはキーボードの[control]キーを押しながら普通にマウスをクリックしても「コンテキストメニュー」を表示できるよ! 職場のセキュリティーなどの都合で、使っているMacの環境設定を自由に変えられない人にもオススメだよ!

システム環境設定を起動して[マウス]をクリック!表示された画面で「副ボタン」をオンにすると「コンテキストメニュー」を使えるようになるよ!

「コンテキストメニュー」はInDesign以外でも使えるとっても便利な機能だからぜひ試してみてね!

2015年9月18日金曜日

InDesignでトリミング画像をつくろう!【その9】


画像全体を表示してみよう!

チップくん「[フレーム]内の画像は今こんな感じの状態になってるんだよ」ジミー「そっか!![フレーム]で画像がトリミングされてるんだね!!」
ジミー「でも今のままだと商品もトリミングされてて全体の形が見えないね?」チップくん「 うん、そうだね。[フレーム]内に画像全体を表示してみよう!」
チップくん「[フレーム]を選択状態にしてから、右クリックでメニューを表示してみよう!メニューの中から[フレームに均等に流し込む]を選んでみて!」ジミー「え〜っと…こういうこと?」
ジミー「へ〜っ!商品の全体が見えるようになったね!」チップくん「[フレーム]に 合わせて自動的に縮小されたんだよ!」
InDesignでは画像を[フレーム]で扱うんだ。「[フレーム]の中に画像が入っている」と考えると分かりやすいかもしれないね!
本編で紹介したように[フレーム]に大きな画像を[配置]すると[フレーム]の範囲からはみ出してしまうことがあるよ!
[フレーム]からはみ出て見えなくなった部分は、画像の大きさを調整すれば表示できるようになるんだ。まずは[オブジェクトサイズの調整]で大きさを調整してみよう!



[オブジェトサイズの調整]は[オブジェクト]メニューからも利用できるんだけど、本編で紹介したように、マウスの右ボタンクリックで表示される「コンテキストメニュー」を使うと便利だよ!

今回紹介した[フレームに均等に流し込む]は、縦横比を保ったまま[フレーム]いっぱいに画像が収まるようサイズ調整をしてくれるんだよ!
図のように[フレームに均等に流し込む]は画像が少しトリミングされるよ!
画像全体を表示したい時は、[内容を縦横比に応じて合わせる]を選ぶと、[フレーム]内に画像全体を表示できるよ!


[オブジェクトの調整]には他にもメニューがあるからまた別の機会に紹介するよ!みんなも色々試してみてね!
次回は画像の大きさをもう少し細かく調整する方法を紹介するよ!

[更新履歴]
9/10…1コマ目を更新
9/15…2コマ目を更新
9/16…3コマ目を更新
9/18…4コマ目と今回のポイントを更新

2015年9月4日金曜日

InDesignでトリミング画像をつくろう!【その8】


フレームに画像を配置しよう!

チップくん「フレームに画像を配置してみよう![ファイル]メニューから[配置]を選んで!」ジミー「コレ?」
チップくん「選択画面が出てくるから配置する画像をひとつ選んで[開く]をクリックしよう!」ジミー「じゃあ1番目の画像にしよっ!」
ジミー「アレッ?マウスの矢印の形が変わったよ?」チップくん「画像のサムネールが表示されるんだよ。そのままフレームの上でクリックしてみて!」
ジミー「へ〜、フレームの中に画像が……アレッ?なんかちょっと変??」チップくん大きい画像がはみだしてるだけなんだ!調整すれば大丈夫だよ!」
[ファイル]メニューから[配置]を選ぶとファイル選択画面が表示されるから、[配置]する画像を選んで「開く」をクリックしよう!「開く」をクリックする代わりに画像をダブルクリックしても良いよ!



ポインターの形が変わって、選択した画像のサムネールが表示されたら、[配置]の準備は完了だよ!そのまま[フレーム]の上に移動してクリックすれば、[フレーム]に画像が配置されるんだ!




ここでワンポイント! [フレーム]にポインターを重ねると、上の図のように形が変わるんだ!形が変わる前にクリックしちゃうと[フレーム]内に画像を[配置]できないから気をつけてね!




ところで、[フレーム]には画像全体が表示されていないみたい
画像が[フレーム]よりも大きいと、[フレーム]の大きさでトリミングされるんだよ!必要な部分を表示するには画像の大きさを調整すれば大丈夫!
次回からは画像の大きさやトリミングを調整する方法を紹介するよ!


2015年5月30日土曜日

InDesignでトリミング画像をつくろう!【その7】


グラフィックフレームをつくろう!

チップくん「[フレーム]はInDesign上でつくれる図形のことだよ!ここでは[グラフィックフレーム]で正方形をつくってみよう![ツール]パネルのアイコンをクリックしておいてね!」ジミー「このバツ印がついてる方のアイコンだね?」
チップくん「マウルのカーソルは十字形になってるね?そうしたらそのままページ上でクリックしてみて!どこでも良いよ!」ジミー「この辺で良い?」(Click!)
ジミー「わわわっ!!なんか出てきた!!」チップくん「フレームの設定画面だよ。幅と高さをそれぞれ250pxにするよ!!」
ジミー「四角いのが出てきたよ!」チップくん「長方形フレームだよ!この中に画像を配置するんだ!」
[フレーム]はInDesign上でつくれる図形のことだよ![グラフィックフレーム]もそのひとつで、画像を配置するためのフレームなんだ!
ここでは寸法を入力してフレームをつくったけれど、ページ上でツールをドラッグして自由な大きさのフレームをつくることもできるよ!
次回はいよいよこのフレームに画像を配置してみるよ!

広告